試合準備の流れ
論題が決まったら、試合の準備を始めます。手順を大きく分けると以下のようになります。
論題の確認
プランの対象・時期・期間を確認します。あまり細かく決まっていない場合は、肯定側立論をつくるときに追加プランとして付け加えることも検討します。
下調べ
論題の背景について軽く知識を付けておきます。辞書や百科事典を活用して、言葉の定義を確認しておくことも重要です。証拠資料として使うことはできませんが、丁寧にまとめられていることもあるので、Wikipediaの情報も確認するのも手です。
リンクマップの作成
プランを導入することで何が起きるかを考え、リンクマップを作成します。
方針の仮決定
リンクマップを参考に、プランの導入がどのようにメリット・デメリットにつながるのかを整理し、立論の骨組みとしてまとめます。骨組みを作りながら、「どんな資料が必要か」「どんな反駁がきそうか」ということを考えておきます。
立論の作成
立論の骨組みに、説明や証拠資料を付け加え、肉付けをしていきます。
反駁カードの作成
作成した立論やリンクマップを参考に、対戦相手が出してきそうな議論を予想し、それに対する反駁の準備をします。引用・主張・根拠・結論の四点を反駁カードとしてまとめておくと便利です。
質疑カード/二反カードの作成
必要に応じて、「相手にまずきくこと」「相手がこう答えたら次はこう質疑をする」ということをまとめた質疑カードや、「この議論とこの議論はこうやって決着をつける」という方針をまとめた二反カードなども作成しておきます。
試合
相手チームに許可をとったうえで、試合の音声を録音しておくと振り返りに便利です。
講評・判定
ジャッジの一言ひとことが貴重なアドバイスになります。メモをとったり、疑問があれば質問をするようにします。
反省・次の試合の準備
試合をしていて気づいたことや学んだこと、講評・判定で教えてもらったこをなどを参考にしながら、反省点・改善点を考えます。