ディベートって役に立つの?

立ちます。

ディベートの試合を観てみると、「この人たち何言っているんだ?」と思う方もいらっしゃるかもしれません。実際、筆者がディベートを始めたころがそうでした。試合中は勿論、審判による講評でも論題に関する専門用語が多く飛び交う上、ディベート特有の考え方を念頭に置いて会話しています。これらのことを知っておかないとディベートの試合内容を理解することは困難です。

では、ディベートは役に立つのでしょうか。答えはYESです。まず知っておいてほしいことは、ディベートはパートごとに制限時間が設けられていることです。これにより、ディベートではより多くの内容を、より簡潔に伝えることがとても重要です。これによりディベーターはより1つの話題を短く、かつ要点を抑えて話を進めます。時間を短縮するために多くの専門用語が出てくるのもそのためです。(もちろん他の理由もありますが。)つまり、ディベートの試合に慣れたり、うまくなったりすることで、物事をより簡潔に伝えられるようになる、ということです。

さて、他の役に立つポイントも紹介しましょう。ディベートの準備をしていると嫌でも論文や本を大量に読んだり、ある内容の書かれた資料を探したりすることになるでしょう。これによって読解力や、より早く求める情報を得る力が身につくでしょう。それにより他の人よりもより多くの情報を手に入れることができるようになるほか、入試やプレゼンの配布資料にざっと目を通すときなどに役立つことでしょう。

これらの点において、ディベートは日常生活で役に立つスキルを身につけることができる競技だといえます。
※この内容は筆者個人の見解です。

執筆者:Axissoft
2020年5月4日